2歳〜

種から花を育てよう。植物を育てるのは、お金を育てることと通じる。

〈おかねの話〉と言っても、まだ就学前の子どもにいきなりお金の話をしてもピンと来ないかもしれません。私の娘も現在2歳になったばかり。お金に興味などまだ示しません。
それどころか、まだ言葉もうまく話せないので「お金ってなぁに?」などと聞いてくることもありません。けれども、今の段階で未来のお金への興味の一歩として
〈種から花を育てる〉ということをぜひ経験させてあげたいと思っています。

〈お花を育てること〉と〈お金を育てること〉はとてもよく似ている。

お金を持つとき、誰もが0からのスタートになります。
花を育てるのも同じで、まずは種から。
栄養たっぷりの土を用意して、種を蒔き、お水をあげます。
その日には、芽など出てきません。毎日お水をコツコツとあげるのです。
双葉が出て…と時間をかけながら、少しづつ育っていく。

そして、もし上手に花を咲かせることができたら…
それは子どもにとってもひとつの尊い経験になります。
毎日世話をした、自分の育てた花は何より大切で美しく見えるでしょう。

しかし、時にうまく育たないこともあるでしょう。
●お水をあげる割合は最適だったのか?
●日当たりは適していたか?
●蒔いた時期は、その植物に適していたのか?
●台風や、日照りなど特別な要因があったのか?

よくよくお金の増えない原因と比べても似ていることはありませんか?
→最適な金利で預貯金できていたのか?
→お金を稼ぐのに最適な時期だったのか?
→適職についていますか?
→自分一人の力では抗えない環境要因はなかったか?

そして何より、
花は、数日美しい姿を見せて、また、枯れて新しい種をつけます。
1つだった種が、それ以上の数をつけることもあります。
それこそが、お金がお金を生む、ということと似ていませんか?

まだまだ2歳やそこらの子どもに、これらのお金についての話は早すぎますが、経験として植物を種から育てたことがあれば、この先に学んでいく時に〈植物を育てること〉と〈お金を育てること〉を関連づけて教えていくことができます。
そのための準備として、ぜひ、「種から花を育てる」をやってみていただけたら、とてもいいのではないかな、と思います。
我が家もさっそく、種を植えるのにいい時期になりましたから始めてみたいと思っています。

今回参考にしたのはこちらの「3歳から始める欧米式お金の英才教育

子どもの視野が驚くほど広がる!


まだまだ小さい子どものうちからできることから始まり、小学生、中学生、高校生と段階を追ってそれぞれの年齢に合わせた〈お金の教育方法〉が書いてありとても参考になりました。
例えば、小学生に上がる前後では、〈お小遣いの渡し方〉その時期に学ぶべきお金のことなどを欧米の家庭で行われている内容を元に知ることができ、とてもいい本だと思いました。

他の家庭の、ましてや外国の〈お金教育〉の文化などは知る術がなかなかないので、貴重な1冊だと思います。よかったら参考に読んでみてください。